皆様、お世話になっております。 大阪府堺市中区深井のパーソナルボクシングジム STAY GREEN FUKAIの井岡です。
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本日はボクシングとダイエット両方に関わるお話です。
「ボクサーはなぜ減量をするのか?」
シンプルですが意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
今日はそんなボクサーの減量についてのお話です。
私はボクシングにのめり込んで、トータル15キロの減量に成功しましたが、これはダイエットの話です。笑
しかしボクシングには短期間で減量できるメソッドもありますので、ダイエッターの方も参考にしていただけると幸いです。
<なぜボクサーは減量するのか?>
なぜボクサーは減量するのか?
それにはまずボクシングというスポーツが階級制であることが挙げられます。
体重によって17階級に分かれており、それぞれの階級に合わせた体重の制限が設けられています。
体重の計量は基本、前日計量で行われ、階級にもよりますが、試合当日までに5キロほど体重を戻す選手もいます。
井上尚弥選手と戦った、アイルランドのTJ・ドヘニー選手は、当日までに体重を10キロ以上戻したことで話題になりましたね。
これはかなり極端なやり方かもしれませんが、「勝つための手段」として選択したのかもしれませんね。
ボクシング漫画でよく目にする減量はすごく過酷なものですが、実際に水抜きやサウナスーツを着て減量することもあるようです。
そしてもう一つの理由に、ボクシングというスポーツの過酷さが挙げられます。
自身のポテンシャルを最大限に活かして勝つために戦う。
これがボクシングというスポーツです。
故に、脂質や自分の弱い部分を最大限まで削ぎ落として戦わなければなりません。
体格を活かした戦い方、研ぎ澄まされた集中力を高めるために精神を追い込む目的でも減量は必要なのです。
有名なチャンピオンは減量について、「勝つための手段であり、負けた時に自分に言い訳しないためにやる」という言葉を残しています。
<ボクサーの減量の方法>
もちろん人によって方法は異なりますが、基本として
・カロリー摂取制限
・過酷なトレーニングによるカロリー消費量の増加
・水抜き(水分摂取制限)
このようにダイエットとはかけ離れたレベルの減量を行います。
カロリーが落ち切っても体重が目標に届かない場合には、水抜きという手法を取るしかありません。
そのため、脱水症状を引き起こす選手もいます。
ボクサーの減量メソッドとしては短期間で集中的に行うからなせるものです。
しかし、この原理はダイエットにおいても必要な要素だと私は考えます。
単にカロリーを制限するだけでなく、筋肉量をしっかりと維持していかないとその後の体型は維持することができません。
水抜きまでする必要はないですが、筋肉量や基礎代謝を維持するトレーニングとしては、ボクシングは他にない減量のメソッドを持っているわけです。
<変わりつつある減量>
現在では、昔のように過酷な減量を行わせず、自分の適性体重で戦わせるジムやトレーナーも増えてきているといいます。
日本ボクシング協会も動き始めており、過度な減量による選手の負担を和らげるため、適正階級で戦うことを推奨しています。
「過酷な減量をして試合に臨む」という考え方から「選手自身のベストな体重で臨む」という考え方に変わってきているようです。
それがベストなパフォーマンスにつながり、ボクサーも観ているお客さんも理解できる納得のいくボクシングの在り方であるというふうにしていこうと動き出しています。
よくテレビでは、減量に失敗した選手をバッシングする声が聞かれます。
故意なものや悪質なものは除き、これからは選手に無理のない階級で戦えるようになるといいと思いますね。
辛い減量を乗り越えた選手は本当に素晴らしいと思います。
それに加え、これからは勝つための準備を万全に行なった選手」として評価すべきだと思います。
<減量ではなく増量するケースもある>
ボクシングでは、軽量級から階級を上げる時には稀ではありますが増量するケースもあります。
減量が苦手な選手や、自分が戦っていく階級に合わせて身体を大きくしないといけない場合にも増量は行われます。
この場合にも、単に体重を増やしているわけではなく、筋肉量を増加させているという考えになります。
ボクサーの減量は本当に過酷ですが、私たちがテレビで観戦するベストなパフォーマンスがそれを乗り越えて証明されるわけですから、すごく価値のあることですね。
本日はボクサーの減量についてのお話でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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